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学校に着いた時はもう昼休みを迎えていた。
給料袋を盗まれたとグリムと佑影に話したら佑影が「チッ」と舌打ちする。
「ザマあねぇな。 だいたい、お前は隙がありすぎるんだ。 これを機に己のバカさ加減を十分反省するんだな」
「……もう、 佑影〜、」
横を向いた佑影の顔がいつもよりだいぶ不機嫌だ。
「佑影? 怒ってるの?」
「怒ってねえ。 ムカついてるだけだ」
「やっぱり、 怒ってる?」
「……ハァ、うるせー。 しばらく一人にさせてくれ」
佑影はガタッと席を立つ。
そのままどこかへ行ってしまった。
「……佑影……」
思えば最近、佑影はずっとイライラしている。
「気にしなくていいよ」
察したのか、グリムがあたしにそう言った。
「今は夏だし、陽射しが佑影にはキツいんだよ。 ……あとは、ああ見えて佑影もけっこう繊細だったっていうか……」
「……え?」
「最近ね、佑影、能力が不安定なんだって。 確かにメンタルに影響受けてスランプになっちゃう能力者もいるけど……まさか佑影もそうだったなんて……」
「……不安定?」
「美空のが結構きたんじゃないかなぁ?」
「……?」
「割り切れてないんだよ、 美空と王子がアレだから」
「……アレ……?」
「こんなの初めてだから動揺してるんだよ」
何故か寂しそうにグリムは視線を落として言った。
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学校に着いた時はもう昼休みを迎えていた。
給料袋を盗まれたとグリムと佑影に話したら佑影が「チッ」と舌打ちする。
「ザマあねぇな。 だいたい、お前は隙がありすぎるんだ。 これを機に己のバカさ加減を十分反省するんだな」
「……もう、 佑影〜、」
横を向いた佑影の顔がいつもよりだいぶ不機嫌だ。
「佑影? 怒ってるの?」
「怒ってねえ。 ムカついてるだけだ」
「やっぱり、 怒ってる?」
「……ハァ、うるせー。 しばらく一人にさせてくれ」
佑影はガタッと席を立つ。
そのままどこかへ行ってしまった。
「……佑影……」
思えば最近、佑影はずっとイライラしている。
「気にしなくていいよ」
察したのか、グリムがあたしにそう言った。
「今は夏だし、陽射しが佑影にはキツいんだよ。 ……あとは、ああ見えて佑影もけっこう繊細だったっていうか……」
「……え?」
「最近ね、佑影、能力が不安定なんだって。 確かにメンタルに影響受けてスランプになっちゃう能力者もいるけど……まさか佑影もそうだったなんて……」
「……不安定?」
「美空のが結構きたんじゃないかなぁ?」
「……?」
「割り切れてないんだよ、 美空と王子がアレだから」
「……アレ……?」
「こんなの初めてだから動揺してるんだよ」
何故か寂しそうにグリムは視線を落として言った。


