SignⅡ〜銀の恋人と無限の愛を

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「お前っ! 一体何をしようとしていたっ!」


靴箱へと続く長い廊下、

途中にある自動販売機の前で佑影はあたしに怒ってる。


「一体どういうつもりだっ!」


……?

どうでもいいけど、佑影がこんなに感情を顔に出すのは珍しい……


「さあ、あたしもよく、分からない」


「……ああ⁉︎」


「でもグリムが言うんだ。佑影が妬くの見たいって、だから。 何をやくのかは分からないんだけど……」


「……妬く、だと……?」


佑影の眉間にシワが寄る。


「……はあ、 ……たく、面倒くせえっ!」


何か分かったようにそう言うと、背を向け不機嫌に歩いていった。


「……あ、 待って佑影……!」


「フザけやがって! 何が妬くだ!」


「帰るの⁉︎ まだ授業ある!」


「やってられるか!」


そこへやっとグリムが現れる。


「ごめん美空〜!」


パッとあたしに手を合わせた。


「さっき意外に早く佑影が追いかけてきて、先に私とケンカになっちゃって……。 美空が生徒会長に連れていかれたなんて全然気付かなかったの……」


「……ケンカ?」


「うん。まさかあんなに怒るなんて……」


戸惑ったような表情、

だけど途中から顔がニヤけてくる。