SignⅡ〜銀の恋人と無限の愛を

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「ごめん、遠くて」

「いや、全然いいんだけど……ここ?」


やっと家に到着し、あたしが住む木造おんぼろアパートを湧人がぼーっと見つめてる。


「うん、ここ安いし別にいいかなって。 外は汚いけど、中はそれほどでもなくて、でも……今は中が問題なんだ」


言いながらガチャッとドアを開ける……


「……えっ……」


すぐに湧人の顔が引きつった。


「……っ、なにコレ……どうしたの⁉︎」


中は朝と全く一緒だった。

圧力鍋とブロンズ像が部屋にみっしり詰め込まれてる……


「分からないんだ。 おとといから勝手に家に届くんだ」


「……えっ、」


「ううん、勝手に……じゃないかもしれなくて、あたしがメール覚えようとして変なの触ったからかもしれないんだ」


「……っ、」


「もうほとんどお金使っちゃって……でも、あと300万払わないといけなくて、これ以上なにか届いたらあたし——」

「お届けものでーす!」


言ってる途中で声がかかる。


「えっと、天使さんのお宅っスね。 ご注文の自転車100台お持ちしました!」


「……え⁉︎」
「……っ⁉︎」


「着払いで180万っスね。 ……で、どこ置きましょ?」


「どうしよう湧人!」

「……っ、」