SignⅡ〜銀の恋人と無限の愛を

——————————————
——————————————


しばらく歩くと大きな交差点が見えてきた。

あたしはまっすぐ、湧人はここを右に曲がらなければならない地点。


……あれ。 なんだろう……


なんかまだ話したいような、一緒にいたい気がしてる。

何故かだんだん、あたしも湧人も口数が減り、お互い歩くスピードが遅くなる……



「……美空はまだ歩くんだよね。 家、 遠くて大変じゃない?」


「ううん、全然。 歩くのもトレーニングのうちなんだ」


「そっか」


会話がなくなる……

そのまま横断歩道まで来てしまい、赤信号を見つめながら少しそこに立ち止まる……


「……あ、 湧人はもう行って?」


気付いてあたしが声をかけた。


「信号が変わったら行くよ」


「……そう」


また、無言……


「……ああ、 何か困った事があったら言って?」


湧人が言葉をしぼりだした。