SignⅡ〜銀の恋人と無限の愛を


「なに言ってるの美空、 生徒会長がいるから1位は絶対無理なんだよ」


「……え?」


グリムの言葉にあたしはおもわず聞き返した。


「年二回行われる学年合同学力テスト、 生徒会長は必ず1位だって話だよ? 頭脳では誰も生徒会長に勝てる人はいないって」


「……そんな、 だって校内一のバカだって……」


「だからバカはお前だろ」
「もう佑影!」


「……えっと……」


どうしよう、 なんか騙された。

でも約束しちゃったし、 あいつが引き下がる訳ないだろうし……


「……う〜ん……」


あたしは少し考える。


……えっと、 ……えっと……


「そうか! だったらあたしが1位になればいいだけだ!」


名案が浮かび、あたしはホッと胸をなでおろす。


「……やっぱおまえバカ……」
「……どうしたの、美空……?」


二人はぼーっとあたしを見つめた。