いきなり爆弾を落とされたかのように脳が機能停止していたみたい。
要するにボケっとしていた訳か。
だんだんと冴えてきた頭で分析をする傍ら、
私の腕を掴んで歩く男子生徒の顔をきちんと見た。
かなり整っている……。
キメの細かい肌に、切れ長の瞳、形の良い唇。
制服を着崩し、ピアスを開けてはいるが黒髪な為、不良には見えない。
そして何故私の名を知っているのだろうか?
あの感じだと中等部からの持ち上がりだと思うんだか。
彼の顔にどこか懐かしい印象を受けた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…