「なら」

拳に炎を宿し、哲平さんが一歩前に出た。

「せめてこの場で解放してやる…そんな化け物の姿で生き永らえるよりも、死ぬ事で安らかに眠らせてやるさ…」

彼はメグさん達の顔を見渡した。

「頼む、力を貸してくれ…!」