──泣いても、仕方ないんだ。 閉じ込められて、もし誰にも見つけてもらえなかったらここで命を落とすのかも知れないけど、まだそうと決まったわけじゃ無い。 きっと、何か方法がある。 誰かが──先生が、私が居ないことに気づいて探してくれるかも知れない。 この場所だって、電波が届くようになるかも。 まだ全ての可能性が無くなったわけじゃない。きっと。 全ての可能性を探して、試して。 絶望するなら、それからにしよう──。 私はそう覚悟を決めて、もう一度頬に流れる涙をグッと拭った。