炎天下の中自宅まで歩くだけで汗だくだったので、シャワーをして私服に着替え、外出準備を終えたところで携帯が鳴った。


「は、はいっ」


先生と電話する事なんて滅多にないので、緊張して声がおかしい私。


『出かけても大丈夫?』

「はい、許可もらいました!」

『もう出られる?』

「はい、大丈夫です」

『ん、外で待ってる』


大急ぎで玄関を出ると、先生の車が止まっていた。


戸締まりを確認し、車へ駆け寄る。