私は先生に無理矢理部室の外に出されてしまった。


そして、先生は準備室へと消えていく。



──暴君!



仕方ないので私はひとり、とぼとぼと下駄箱へと向かった。


ちょうど上履きを履き替えようと思った時、ポケットに入れていた携帯が鳴る。




【後で家まで迎えに行くから、外出許可取っておくように】




先生……やっぱり大好き。