「先生、お仕事終わったんですか? だったら先に帰って良いですよー。部室の戸締まりはちゃんとしておきますからー」


「お前、そんなに俺と一緒にいるの、イヤ?」


うわ、ヤバっ。


「そんな事言ってませんってば! 言葉通りの意味ですっ」


「……そんな状態で勉強しても無駄だな。お前も帰れ。ほら、片付けて。ほらほら」

「えーっ、ちょっと先生っ」


教科書やらプリントやらをバサバサと適当に重ね、無理矢理私の鞄に押し込む先生。


「はい、部室から出て。はいはい。はい、立花さん、サヨウナラ」



えーっ!?