昨夜、泣きすぎた上に一睡も出来なかった私は、よほどひどい顔をしていたのだろう。 朝、美夜ちゃんに会うなり「うわぁ……」って、思いっきりどん引きされた。 「明莉、何かあったの?」 「うん、あのね……」 相手が相手だけに美夜ちゃんにどこまで言って良いのか、本当に迷う。 でも親友に隠し事なんて、ホントはすごく嫌なんだよね。 どうすれば良いんだろう──。 私はとりあえず相手が数学の藤野先生だと言うことだけを伏せて、少しずつ話すことにした。 「私さぁ、好きな人が出来た……」