柔らかい唇に心を奪われ、
どんどん深いキスになってきた。


「蓮、んん… 」


さらに可愛い声までして、舌を入れ結愛の口を塞ぐ。


これ以上は止めないとって思っても、止められなくて

結愛から胸をポンポン叩かれてしまう。


ようやく我にかえって結愛を見ると、苦しそう

慌てて口を離した。



「結愛、本当ごめん。悪かった。息できる? 」

「はぁはぁ、 大丈夫だよ 」


俺、何やっているんだよ。
余裕が無くなってこんなになるまでするなんて…

申しわけなさすぎて、
息を整えている結愛の背中をそっと擦る。

しばらくすると、結愛の呼吸も整ってきた。


「結愛、落ちついた? 」


「うん、だからもっとして? 」


「ダメ 」


俺がそろそろ限界なのにいつもより甘えてくる結愛

このままだとキスだけじゃ済まなくなりそうだったので、少し結愛から離れる。

大事な大事な結愛だから。少しは落ちつこう



「続きはまた夜。俺が仕事終わって帰ってきたら 」


「………うん 」


「結愛、そんな顔しない。愛してるよ 」


少し寂しそうな顔をしてしまった結愛のほっぺたに、そっとキスをしてから

車を動かして結愛を家まで送った。