「全く…そんなかわいい声出すな。
病み上がりなのに我慢できなくなって襲うよ」


「いいよ。我慢しなくて… 」


「本気で言っているの? 」


「うん」


自分でもすごい恥ずかしいこと
言っているのはわかっている。

でも、蓮はいつも私の体調のことを
一番に考えてくれているから、

2年以上いっしょに暮らしているのに、あんなことしたのも、去年プロポーズされた後だけ


今日はなぜか甘い雰囲気にもなってしまったし、

本当はもっと蓮に触れられたいともずっと思っていた。


だから、蓮の首に顔を擦りつけてから、
今度は自分からキスをした。


「結愛……… 」


「ふふっ…蓮、可愛い… 」


リンゴ色に染まっていく蓮の頬を見て、思わず笑ってしまう。