「結愛、まだ終わってないでしょ
ちゃんと理解しているか、テストしないと…」


やっている行動とは、真逆のことを言う蓮。


2本の腕が背中に回され、
蓮の息がかかるほど、顔も近づけられている。

けれど、勉強を中断することは許してくれなかった。


「この状態じゃ無理… 」


「大丈夫。大丈夫。簡単に確認するだけだから 」

いやいや、頭が動くわけないないでしょ?
蓮に心臓の音聞かれているだろうし、頭真っ白だよ。

それなのに、蓮は容赦ない…


「間違ったら罰ゲームだよ 」


「何するのよ ? 」


「それは、お楽しみ 」

こっちがあたふたしているのに、
いじわるそうな笑みを浮かべる蓮…

悪趣味…って思って、蓮をにらんでみても、効果はなく、表情1つ変えない…