季節はずれのサンタさん



「おまえよりは若いよ…しかし、随分と器用な趣味があるんだな」

「趣味じゃありませんよ…堅気の頃はマジシャンだったんです」

刑事は意外な顔をしました。

「刑事さん…あの男の子、助かりますよね…」

「………さあな」




わずかな風に囁く楓の森と

並んで歩く二人の男を

望月が優しく照らし続けていました。