「おまえよりは若いよ…しかし、随分と器用な趣味があるんだな」 「趣味じゃありませんよ…堅気の頃はマジシャンだったんです」 刑事は意外な顔をしました。 「刑事さん…あの男の子、助かりますよね…」 「………さあな」 わずかな風に囁く楓の森と 並んで歩く二人の男を 望月が優しく照らし続けていました。