キミの視線をひとりじめ。





校舎から、新たに出てきたカップル。




また、釘付けになる。


目を逸らせなかった。





衣替えした半袖のシャツ。



男子の、少しだけ日焼けした腕が彼女の手をつかんでギュッと繋ぐ。



そうすれば彼女が甘えて彼氏の肩に頭をコテン、と乗せて顔を見合わせてニコリと笑った。



……文句なしにかわいかった。



また、羨望の眼で見てしまう。



幸せそうで、楽しそうで。
私があの女の子だったら、いいのに。



そうするうちに、そのカップルは人目も気にせず顔を近付けて…唇をくっつける。