〜みるの過去(中学生)〜
授業が終わり、放課後になった。それと同時に声が響く。
「ねえねえみるちゃん!占ってよ〜!」
みるの占いはよく当たると評判なのだ。
友達がたくさん集まってくる。みるはにっこりとうなずき、タロットと水晶を机に置いた。
「今日は何を占うの〜?」
「えっと…実は〇〇くんとの相性を…」
▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂
「あー楽しかった!ありがとう!」
「次は私を占って!」
「もうすぐ学校の門しまっちゃうから、最後ね」
それならみんなで楽しめるようなものにしようと、全員参加の占いになった。寿命占いである。残りの寿命がわかるタロット占いだ。
「じゃあ、〇〇ちゃん。このどれかのカードを引いてみて」
彼女はあと100年ほど生きられるらしい。
「わああ!私とっても長生き!」
「次私!」
どんどんと進んでいく。最後になったのは少しおとなしい性格の南ちゃんだ。
「南ちゃんはどれくらい生きられるかな〜!!」
みんな期待してそわそわしている。南ちゃんがカードを引いた。
「え…」
このカードはあと3日のカードだった。交通事故で苦しんで死ぬらしい。
南ちゃんはすっかり元気をなくしてしまった。
「ただの占いだよ!気にしない気にしない!」
みんなでそういって励ましたが南ちゃんは顔を俯かせたままだ。暗い雰囲気の中解散になった。
▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂
次の日、学校に南ちゃんが来ていない。みんな心配でしょうがない。チャイムが鳴り先生が来て、驚きの報告をした。
「南ちゃんがお亡くなりになりました。」
教室がざわめく。みると友達達は青ざめている。先生によると、飛び降り自殺をしたらしい。遺書には、「どうせ死ぬなら楽に死にたい」と書いてあったそうだ。
みるは自分を追い詰めた。自分の占いのせいで友達が死んでしまった。もう少し生きていたら、何か変わったかもしれないのに…南ちゃんを絶望させてしまった。
▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂
家に帰る途中、みるは自分の死のうの考えた。自分のせいでこんなことが起きてしまったから。
「おかえり〜」
今日は偶然親族の響が遊びに来ていたようだ。
「……」
「どしたん?元気ねーじゃん?」と響くんは心配してくれた。なんでだろう、安心したのか、涙が溢れた。
響くんには話を聞いてもらった。すべてを話した。占いのせいで友達が絶望してしまったこと。自殺させてしまったこと。そして…自分が死のうとしていること。
「…それは違うんじゃねーの?」
「……え?」
「南ちゃんはみるちゃんに死んで欲しいなんて望んでないんじゃね?」
「……」
「俺だったら絶対死んで欲しくないな〜」
「み、みるは…」
▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂
それから、みるは南ちゃんのお墓にいき謝った。そして、これからはこんな占いの使い方はしないと約束した。
そして、高校は「華蝶学園」という学校を選んだ。
「もう絶対に縛らない。蝶みたいに自由に飛びたい!」
響も同じ学校だ。学園の門をくぐり、2人は教室に向かった。
授業が終わり、放課後になった。それと同時に声が響く。
「ねえねえみるちゃん!占ってよ〜!」
みるの占いはよく当たると評判なのだ。
友達がたくさん集まってくる。みるはにっこりとうなずき、タロットと水晶を机に置いた。
「今日は何を占うの〜?」
「えっと…実は〇〇くんとの相性を…」
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「あー楽しかった!ありがとう!」
「次は私を占って!」
「もうすぐ学校の門しまっちゃうから、最後ね」
それならみんなで楽しめるようなものにしようと、全員参加の占いになった。寿命占いである。残りの寿命がわかるタロット占いだ。
「じゃあ、〇〇ちゃん。このどれかのカードを引いてみて」
彼女はあと100年ほど生きられるらしい。
「わああ!私とっても長生き!」
「次私!」
どんどんと進んでいく。最後になったのは少しおとなしい性格の南ちゃんだ。
「南ちゃんはどれくらい生きられるかな〜!!」
みんな期待してそわそわしている。南ちゃんがカードを引いた。
「え…」
このカードはあと3日のカードだった。交通事故で苦しんで死ぬらしい。
南ちゃんはすっかり元気をなくしてしまった。
「ただの占いだよ!気にしない気にしない!」
みんなでそういって励ましたが南ちゃんは顔を俯かせたままだ。暗い雰囲気の中解散になった。
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次の日、学校に南ちゃんが来ていない。みんな心配でしょうがない。チャイムが鳴り先生が来て、驚きの報告をした。
「南ちゃんがお亡くなりになりました。」
教室がざわめく。みると友達達は青ざめている。先生によると、飛び降り自殺をしたらしい。遺書には、「どうせ死ぬなら楽に死にたい」と書いてあったそうだ。
みるは自分を追い詰めた。自分の占いのせいで友達が死んでしまった。もう少し生きていたら、何か変わったかもしれないのに…南ちゃんを絶望させてしまった。
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家に帰る途中、みるは自分の死のうの考えた。自分のせいでこんなことが起きてしまったから。
「おかえり〜」
今日は偶然親族の響が遊びに来ていたようだ。
「……」
「どしたん?元気ねーじゃん?」と響くんは心配してくれた。なんでだろう、安心したのか、涙が溢れた。
響くんには話を聞いてもらった。すべてを話した。占いのせいで友達が絶望してしまったこと。自殺させてしまったこと。そして…自分が死のうとしていること。
「…それは違うんじゃねーの?」
「……え?」
「南ちゃんはみるちゃんに死んで欲しいなんて望んでないんじゃね?」
「……」
「俺だったら絶対死んで欲しくないな〜」
「み、みるは…」
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それから、みるは南ちゃんのお墓にいき謝った。そして、これからはこんな占いの使い方はしないと約束した。
そして、高校は「華蝶学園」という学校を選んだ。
「もう絶対に縛らない。蝶みたいに自由に飛びたい!」
響も同じ学校だ。学園の門をくぐり、2人は教室に向かった。
