(女性24歳、会社員)

休日の昼下り、やることもなくうとうとしていました。

ちょうどいい夢見心地な感覚でいる時、どこからか声が聞こえてきました。

「来ていい?来ていい?」

女性のような女の子のような可愛らしい声でした。

「うーん……」

気持ちいい眠り加減で、この子の声も聴き心地がいい。でも、呼ぶのは駄目って頭のどこかでわかっている、不思議な感覚でした。

相手の声は徐々に近づいてきているのがわかります。

「はっ」

私は目を覚ましました。
さっきまでの心地よさはどこへやら、冷や汗びっしょりで体が震えていました。

そして

「来ちゃった」