「じゃあ行くぞ!」


と理玖がももちゃんの手をとる。


手を握られたことに驚きを隠せていないももちゃん。


恋愛に慣れていないという顔をしている。


「今日ずっとあの調子なわけ…?」


と、既に遠い目をしている玲奈。


「同感だ。
まぁ、行くからには楽しむしかないだろう、」


「だね」


移動は理玖の運転だった。


もちろん助手席はももちゃん。


これ本当に俺ら必要だったのか…?


着いた先は水族館だった。