カーテンの隙間から覗く眩しい光で意識が上昇していく


「ん…」


薄っすらと開けた目に飛び込んできたのは、いつもとは違う無防備な陸斗の寝顔



スースーと規則的に寝息が聞こえる


起こさないように、まじまじと整った綺麗な顔を見る


長いまつ毛に スッと通った鼻 薄く形の良い唇…


私…昨日この唇と…


ーーーードキン


昨日の記憶が蘇り、体温が上昇していく



気持ちを落ち着かせようと静かにベッドから起き上がり洗面所へ向かった