トイレから出て手を洗ってると先輩と思われる女達が数人入って来た
「如月彩夢、ちょっと付いて来な」
真ん中のリーダーっぽい派手な女が言うと 周りの女2人が私の両腕をがっしり掴んだ
そのまま連れて来られたのは体育館裏
まぁ………定番だよね
「こんな所まで連れて来て…何の用事ですか?もぅすぐ授業が…」
「っるせーんだよ!」
リーダーっぽい派手な女が私の肩を思いっきり押す
「てめぇ、この間から陸斗さんと輝真さんの周りをウロウロしやがって!うぜぇんだよ!」
「美波さん。コイツ、『Dark Ruler』って知って媚売ってんですよ!」
「フン…媚ねぇ。陸斗さん狙い?それとも輝真さん狙い?どっちにしろ あたし等が それを黙って許すはずねぇだろ!」
鬼の形相をし言い寄る女達に圧倒され身を縮める
「あたし等は『Dark Ruler』の周りに集る虫共の駆除を任されてんだよ!意味、わかる?」
私は黙ったまま美波さんを見つめる
「チッ!生意気な目ぇしやがって!外 歩けねぇ面にしてやるよッ!!」
そう叫んだ彼女は思いっきり私を殴った



