いつものように『BLUE』に入り 寛いでいると裏口の扉が開いてチームの一員であろう人が慌てて入って来た
私達は恋愛話しに花を咲かせてると、BOX席に座っていたテツ達が何やら騒ぎ始めた
こちらから様子を見ていると陸斗と輝真が険しい表情をしている
ガタッと立ち上がり輝真が私達を呼びに来た
「どうしたの?」
「お前らも行くぞ」
そう言って裏口から出てビルへ向かう
「彩夢、ここって………まさか…」
戸惑う菜摘と凛を引っ張り2階へ上がると皆が集まっていた
その中に怪我してる人が何人かいる
テツと颯太は、すぐに手当てを始めた
「誰にやられた?」
怪我した人達に陸斗は聞く
その横顔は いつもと違って私が知らない顔をしている…きっと これが総長の顔なんだろう
私達は、そんな光景を部屋の端で見ていた
「それが…さっぱり。帽子を深くかぶって、口元はマスクやバンダナで隠されてて………」
「後ろから突然 金属バットや鉄パイプで殴りかかってきたんで……」
苦しいそうに顔を歪めながら その人は言う
「あ、でも……やり返した時、アイツらの首元に鬼と蛇のマークが見えました」
「あ。俺も見た!そいつは腕だった」
輝真は慎二に目配せし、慎二とマッサーと一緒に3階の部屋に行った



