校舎から出ると校門の所に輝真達が待っている



皆で ぞろぞろと歩いて着いた先は開店前のBAR『BLUE』だった



「お店、開いてないんじゃない?」


「スペアキーあるから心配すんな」


「……」


何で…輝真がスペアキー持ってんの??……謎だ



お店の中に入ると 皆くつろぎ始める


カウンターに座り、皆を見ながら『家か!!』って心の中で1人ツッコミを入れてると「ほらよ、入学祝いだ」とグラスを渡された


可愛らしいグラスの中には桜の花みたいな薄いピンク色をした飲み物、グラスの縁にはサクランボが添えてある



「何これ、可愛い!!輝真が作ったの?飲んでいいの?」



「あぁ。ピンクレディーって言うカクテルでお子様のお前でも飲めるぞ」


「違うもん!」


お子様って何よ!お子様って!


ムスっとしてジト目で輝真を見ながらグラスに口をつけると、甘い味が口いっぱいに広がった