「陸。女達、言われた通りに拘束したぞ。さっきの電話、もしかして兄貴か?」


「あぁ」


兄貴達が来る前に撤退しようと支持を出す


「ちょっと!私達をどうする気?!」


後ろからの叫び声で振り向き、女に視線を送る


「女は、女なりの使い道ってもんがあるだろ。心配すんな、殺しはしねぇから」



口角を上げながら言うと、女は青ざめた



「あんた、一体…何者なの……?」



そう呟かれた言葉を無視して倉庫を後にした