背中を伝う冷や汗に気付かないフリをする


一人の男が鉄の棒をドラム缶の中に入れた



目の前で繰り広げられる光景を、ただ見るしか出来ない


まるで囚人になったよう…



取り出された鉄の棒は、燃え盛る火によって赤く色を変えていた



離れていても分かるほどの熱気


ドクン、ドクンと心臓の音がヤケに耳につく




義姉が一歩近づく度に、死刑を待つ様な感覚になる



目の前に立ったのと同時に男達が私の制服を脱がし、動かない様に押さえ込んだ


義姉は赤くなった鉄の棒を私の右肩に押し当てた