点と点が繋がっていく
「……あなたが、『蜘蛛』のリーダー?」
私は男を見据えて言うと、パンパンパンとわざとらしい拍手をする
「ご名答」
「あなたは何故、この人達に協力してるの?」
クスリと笑った男は、私の耳元に顔を近づけ囁いた
「咲は俺の女だから…愛おしい女の願いは叶えてあげたいじゃん?まぁ…たまたまアンタが『支配者』と繋がってたから、ついでに奴らも潰してやろうと思ったんだ」
ゆっくり立ち上がると男は義姉の腰を抱いた
「奴らに連絡入れる前に…咲の願いを叶えないとな」
そう言って義姉にキスを落とした
「ただ殴って蹴ってするだけじゃつまらないでしょ?それに、あんたも慣れっ子じゃない。だから別の方法を考えたの」
「私の提案よ、ナイスでしょ!」
それを聞いた周りの男達が何本かのバットと野球ボールを持って前に出てきた
「最近、運動不足なんで野球でもしようかと思ってたんすよ」
私は椅子に固定されたまま、壁側へと移された



