一人モヤモヤしているうちに着いた病院は、いつもの病院だった


一通りの検査をして貰って、先生に呼ばれ診察室に入った


「まぁ、左肩以外には異常は見当たりませんでした。左肩は打撲ですね、骨は大丈夫でしたよ。ただ、打撲と言っても無理すると治りは遅くなりますので、気をつけて下さい。では、湿布を処方しときます」


「ありがとうございました」


お礼を言って診察室を出ると陸斗が廊下で待っていた


「どうだった?」


「うん、大丈夫だったよ。左肩は打撲だった」



その言葉を聞いてホッとしたのか深いため息をつき片手で私を抱き寄せた


「良かった……じゃ、帰るか」


「うん」と返事して待っていてくれた銀さんの運転でマンションへと帰って来た



「お帰り、彩夢 大丈夫だったか?」


「うん、大丈夫。輝真…帰ってたんだね」



「お前が怪我したっつーから、心配で…」



「ふふっありがとう」



心配してくれてる輝真に笑顔で答えた