「まず、菜摘の件だけど…きちんと向き合って話しをしてきた。勘違いされっぱなしも良くねぇし、これ以上 俺らの邪魔されたくねぇから」
「そ…それで、菜摘は納得したの?」
不安で胸がいっぱいになった
あれだけ陸斗に執着してたんだ…簡単にいくはずがない……
「まぁ…納得はしてねぇだろうが、俺が言った事を無視した場合 どうなるか教えておいた。溜まり場に来ない事、そして今後一切 彩夢や『支配者』の関係者に近づかない事。この二つを条件に、平穏な生活を約束するって話した」
「………」
何か、軽ーい感じで話しをしているけど…よく聞くと中身が物騒なのは気のせいじゃないよね
「……それって、脅しだよね?」
目が怖いよ、笑って こっち見てるけど目が全く笑ってないよね…
「何言ってんだ。こんなもんが脅しに入るかよ。優しい方だろーが」
はぁ〜とため息をつく陸斗



