週末、陸斗が朝から会いに来てくれた



外で会うつもりだったけど、この辺には喫茶店とか そんなオシャレなものはなく、結局 寮へと招き入れた


「ごめんね。この辺、何もなくって…」



「気にすんな、彩夢と会えるなら何処だって構わねぇから」


二人分のコーヒーを淹れテーブルに置いた



「ここから海が見えるっていいな」


「でしょ?私、気に入ってるの」


そう言いながら、コーヒーを一口流し込む


「今日、彩夢に話すことがあるんだ」


「何の話し?」


コーヒーをテーブルに戻し、綺麗なアーモンド色の瞳をみる