小さくため息をつき、酒井さんのはしゃぐ姿を見て微笑んだ
「さ、酒井さん。戻りましょーか!支度しないと」
そう言って酒井さんの腕を引っ張った
工場長の運転で、着いた所はこの町で唯一、賑やかな駅周辺の居酒屋さんだった
「居酒屋ですか…私、未成年なんですけど……」
「大丈夫、大丈夫。見た感じ分からないよ。ハハハハハ」
………それは、私が老けているって事ですか?工場長…
ジト目で工場長を見ると、言いたい事が分かったのか「そう言う意味じゃないよ?」と焦りながら言う
「まぁまぁ。彩が綺麗って意味だよね、工場長!」
隣からの救いの手が差し伸べられて「そうそう」と頷く工場長を呆れ顔で見た
それから寮の皆が集まったので思い思いで注文し遠慮なしに お腹いっぱい食べた



