新 発 売【短篇】


「帰ろう……」

夕飯の待つ家に辿りついた時には『ラムネ(風味)』なラムネの炭酸で腹は張り、足取りは極端に重くなっていた。

「おかえりっ」

陽気な母親の声が妙にムカつく。

「ご飯すぐだからお茶出しといてっ」

食いたくもないが、母親からの声に冷蔵庫を開けると、

そこには……

『最高DAKARA』と、『最低DAKARA』が、

二本きれいに並んで立っていた。






【完】