街の喫茶店
それが私たちの待ち合わせ場所
私が行くといつも君は本を読みながら待っていた
いつも私が待たせていた
マスターにコーヒーを頼む
デートの初めはいつもコーヒーを飲む
マスターの思い出話を聞く
歳も離れている
時代も違う
だけど青春時代の思い出はいつの時代も同じようなものだ
それがおかしくていつも聞かせてもらっている
君はどう思ってるかは分からない
いつも笑いながら会話に入ってくる
それが優しさなのかホントに楽しんでいるのかは分からない
ただこの喫茶店は私たちにとってはなくてはならない場所だ
私たちのように誰かの恋の架け橋になって欲しい
どうかこの場所がなくなりませんように
そんなことを祈りながら今日のデートも進んでゆく