その時だった。
―ガラッ…
「うわっ!急に開けないでよ。服着てないじゃん」
「黙れ。何だそのキズ。何が顔だけだよ」
「え…」
「嘘付いてんじゃねーよ。そっから動くな」
ヤバい。
直人にバレた。
ちゃんとカギ閉めればよかった。
「これもやられた?」
「…うん」
「これも?」
「うん…」
「ごめんな?守ってやれなくて…」
そっと抱きしめてくれた。
「直人が謝る事ないよ。あたし結構平気だよ?」
「平気な訳ねーだろ。お前は強そうに見えて本当は弱いんだよ。強がってるだけなんだよ」
直人の言葉に涙腺が緩んだ。
涙が止まんない。

