2年生になり数週間。
クラスにも慣れ浮き足立っていたクラスも落ち着いてきた。
帰ろうとカバンを肩にかけた時、前の扉が勢いよく開いた。
「悪い、このクラスの教科担当居るか?」
誰だっけ?とクラスがざわつく。
「りん、凛?教科担当だったよね?」
「あ、そうだった」
教科担当なんて名前ばかりで存在を忘れていた。
「桐生先生ー、凛だよー」
周りの女の子が猫なで声で伝える。
内心、ため息をつきたくなった。
「お、アリスか。悪いんだけど今から数学準備室来て貰えないか?」
金魚のフンのように女の子をぞろぞろと引き連れて私の目の前まで来る。
「はい、分かりました」
嫌々答えると
「えー、私も桐生先生のお手伝いしたいー!」
金魚のフンの1人がくねくねと甘えた声を出す。
正直私じゃなくても良いなら変わって欲しい。
けれど、私の考えを知ってか知らずか
「いや、教科担当の仕事だから有栖川だけでいいよ」
と言って教室を出ていった。
「結衣、一緒に来ない?桐生先生の所行きたくないよ」
「行ってあげたいのは山々なんだけど、今から部活あるから厳しいよ、それに桐生ガールズに睨まれたくないもん」
そう言うとごめんね、とジェスチャーをして出ていった。
薄情者と思いつつも仕方が無いと諦め素直に準備室へ向かった。
にしても、桐生ガールズとはなんとも不思議なガールズだ。
クラスにも慣れ浮き足立っていたクラスも落ち着いてきた。
帰ろうとカバンを肩にかけた時、前の扉が勢いよく開いた。
「悪い、このクラスの教科担当居るか?」
誰だっけ?とクラスがざわつく。
「りん、凛?教科担当だったよね?」
「あ、そうだった」
教科担当なんて名前ばかりで存在を忘れていた。
「桐生先生ー、凛だよー」
周りの女の子が猫なで声で伝える。
内心、ため息をつきたくなった。
「お、アリスか。悪いんだけど今から数学準備室来て貰えないか?」
金魚のフンのように女の子をぞろぞろと引き連れて私の目の前まで来る。
「はい、分かりました」
嫌々答えると
「えー、私も桐生先生のお手伝いしたいー!」
金魚のフンの1人がくねくねと甘えた声を出す。
正直私じゃなくても良いなら変わって欲しい。
けれど、私の考えを知ってか知らずか
「いや、教科担当の仕事だから有栖川だけでいいよ」
と言って教室を出ていった。
「結衣、一緒に来ない?桐生先生の所行きたくないよ」
「行ってあげたいのは山々なんだけど、今から部活あるから厳しいよ、それに桐生ガールズに睨まれたくないもん」
そう言うとごめんね、とジェスチャーをして出ていった。
薄情者と思いつつも仕方が無いと諦め素直に準備室へ向かった。
にしても、桐生ガールズとはなんとも不思議なガールズだ。
