「おれはおれのものだから他の誰のものにもならないよ、離れたくないって思うなら必死に繋ぎ止めとけば轟木 鳴」 硯くんがそんなふうに余裕綽々と告げるから、何を言い返そうかなって思ってるうちに本気の重みと寝息が聞こえてきて。睡眠2時間で急に呼び出したあたしに一日付き合ってくれたことを思ったら初めて見た硯くんの寝顔と足し算してお釣りが来るくらいだったから。 「…変なの」 全部ひとまずはチャラにすることにした。