平凡なアイツ

「よし、俺もう寝るわ。おやすみ。」

大森は、そう言いながら私の頭をぽんぽん撫でて、自分の部屋に戻っていった。
私は、その大森の背中を静かに見つめた。

(なんか、おかしい....じわじわと切なさが込み上げてくる...何か私にできないかな)


翌朝、いつもと変わらない大森の姿が食卓にいた。昨日の泣きそうな姿が嘘のように、今日も言い合いをし、大森は朝練に、そして、1時間後に私は学校に向かった。