平凡なアイツ

「、、、、そんなのいらねー、、」

「ん?なに?」

「っ余計なことすんなっていってんの」

いつも怒りでも、嫌味でもなく、静かに、ドスの効いた声で話す大森に、あたしは、あっ、これ踏んじゃダメな地雷だった、いじっちゃいけないやつだ、と本能的に感じた。

「ごめんごめんって、
そんな怒ると思わなかったよ、もうしないよ」

「..........」

無言で私の部屋を出て行った大森の背中は何か切なそうで泣きそうだった。