「あ〜ぁ。恋愛したいなぁ、
イケメン降ってこないかな〜、何で私恋愛
できないんだろ〜な〜、」

机に突っ伏し、デカイため息つきながら話してるのはこの私、小林葵[コバヤシアオイ]である。

「そりゃあんたの分際でイケメンと恋しようと
するからよ。わきまえなって。」

そう言うコイツは、私の親友・堺萌[サカイモエ]だ。容姿端麗だが、私にだけ若干冷たい実写版白◯姫の女王様である。

「もっと気の利いたことは言えんのか、女王様よ、あんたの魔力で私を美しくしてやって、」