毎日毎日、君が離れるんじゃないかって
年下の俺に、ダメな俺に呆れるんじゃないかって
不安だった。
だから、本当に本当に馬鹿だと思うけど、ちっぽけな嘘をついたんだ。

「気持ちが、分からなくなった。幸せにできるか分からなくなった」

毎晩する電話で、そう言った。

泣いてくれるかなって思った、

なんでそんな事言うのって、

小さい喧嘩の時みたいに、


縋ってくれるかと思ってた。