俺の顔を見て、杜樹が心配そうに眉間にシワを寄せた。
「お前、まだ?」
まだ、引きずってるのか。
きっとそう言いたいんだと思う。
「…うん」
自分でも分かっている。
望みがある訳じゃない。
今、どこで何をしているのかすら知らない。
元気なのか、隣には誰がいるのか、何も知らない。
でも、馬鹿みたいに忘れられないんだよ。
「りくは、本当に優しくていい子だから」
君はそう言ったけど、違うんだよ。
「お前、まだ?」
まだ、引きずってるのか。
きっとそう言いたいんだと思う。
「…うん」
自分でも分かっている。
望みがある訳じゃない。
今、どこで何をしているのかすら知らない。
元気なのか、隣には誰がいるのか、何も知らない。
でも、馬鹿みたいに忘れられないんだよ。
「りくは、本当に優しくていい子だから」
君はそう言ったけど、違うんだよ。
