「大丈夫だってー。多分、興奮して熱いだけだから。それに……」

 旬はそう言って奈津美の服の裾から入った手を進めて、胸まで到達させる。


「一汗かいたら下がるよ」

 旬は奈津美の耳元で言った。

 それに奈津美は顔を真っ赤にした。


「なっ何言って……あっ」

 旬の手が敏感なところに触れ、奈津美は甘い声を出してしまった。


「ナツのH……もうこんなになってるじゃん」

 そこを弄びながら、旬はクスリと笑った。


「だめ……風邪うつったら……」

 体は抵抗できない状態で、奈津美は口でだけ抵抗した。


「うつったら俺が看病するから……な?」


「それは嫌……んっ」


 奈津美の唇も塞がれ、もう抵抗できなくなってしまった。



 翌日、旬の体は完全に元気になった。


 しかし、奈津美にしっかりと風邪がうつってしまったのは、言うまでもない。