キミと、光の彼方へ。

私はその後も碧海くんを見ていた。

いつも私のことを励ましてくれた碧海くんが初めて見せる弱い姿だった。

跳ぼうとしても跳べない。

それは心がきっと拒絶するからだ。

跳びたいという気持ちより、恐怖やトラウマが迫ってきて、心の真ん中から蝕んでいき、最終的には全身に毒が回って筋肉が硬直し、動けなくさせる。

......似てる。

私の心と似てる。

何かを越えたくて越えられないのは、同じだ。

それが苦しくて辛くて痛くて切なくて...。

でも、同時に、そんな感情に侵される自分が嫌になって。

同じところをぐるぐる回って抜け出せない。

碧海くんと自分が違うことに対して同じような感情を持っていて、それを越えられなくて苦しんでいるなんて知らなかった。

私達はきっと...

乗り越えなきゃ、楽になれない。

乗り越えた先にしか、光はない。