私は慌てて落とした洗濯物を拾い、
家の中に飛び込んだ。


飛び込むと同時にベランダのドアを閉め、カーテンも閉めた。


「ど・・・どうしよう、
こんな日に限って・・・」


私は急いでスマホを取り出し
真っ先に彩に電話をかけた。



何コールかすると彩が電話に出てくれた。


『もしもし梨恵?どうしたの?』


「彩!?あ、あのさ・・・
今日泊りに来てくれない!?」


『・・・急にどうしたの?』


梨恵は不思議そうな声で聞いてきた。


「実は今日親が留守で・・・それで雷が・・・」