「そうですよね!?じゃあロミオ先輩!
後で行く場所や時間帯決めたらメッセージ送りますね!?」


「いや、でも・・・」



「大丈夫です!私から誘ったんですから、
ロミオ先輩は気を使わなくて!
・・・っあ!」


城坂さんは自分のスマホを見ると
少し申し訳なさそうな顔をして言った。



「すみません・・・
お母さんにお使い頼まれちゃって・・・
先に帰りますね?また今度一緒に下校しましょうね!?
それじゃあ・・・!」


城坂さんはそう言い残すと
一人で駆けだし帰って行った。