「彩、ひっくり返すのうまいね!」


「あったり前でしょ!?」


それから数分、
何度かたこ焼きをひっくり返すのを繰り返した後・・・。



「・・・もうそろそろいいんじゃない!?」


彩はたこ焼き機の上で丸くなってる
たこ焼きに顔を近づけて言った。


「うん、そうだね!」


私がそれぞれのお皿にたこ焼きを取り分けると
彩は勢いよく手を合わせた。


「いただきます!!」


彩につられ私たちもそれぞれいただきますをし、
たこ焼きを口に入れた。


「う~ん!美味しい!
梨恵が作っただけあるわ~」


「な、何言ってんの・・・!?
みんなで作ったんでしょ?
ひっくり返したのは彩だし・・・!」


私は少し照れながら言った。