「いいじゃん少しくらい・・・話そうよ?」


「イヤです!」


「まぁまぁ!座って座って!」


私は城坂さんに座るように促すと
城坂さんは少し躊躇しながらも階段に腰を下ろしてくれた。

多分、話をするのを了承してくれたんだと思う。

そして私も城坂さんの隣に座ると聞いてみた。


「城坂さんはどうして澪を好きになったの?」


「なんで・・・って、絶対に笑いませんか?」


「え?・・・うん」


そうは言ったものの、
私は”笑いませんか?”という言葉を不思議に思った。


笑うって・・・?


「私、ロミオとジュリエットに憧れてるんです・・・」


え・・・?