「ロミオ先輩!どういうことですか!?」


「ど、どういうことって・・・?」


澪は完全に圧倒された様子で答えた。


「昨日、私見たんですよ!?」


「見たって・・・なに・・・を・・・?」


まさか・・・!


「だから!ロミオ先輩と真樹先輩がキスしてるところをです!!」


「「ええーーーー!」」


城坂さんの発言で教室中から驚きの声が上がった。


見られてた!?城坂さんに!?


「どうしてですか!?
ロミオ先輩は真樹先輩のこと好きじゃないんですよね!?
なのにどうして・・・」


城坂さんの顔は怒りの表情からどんどん悲しそうな表情へ変わっていった。


「それには訳があってーーー」


「先輩!」


ーーー!


城坂さんは突然、机を間に挟みながら澪に抱き着いた。