【彩side】




「えぇ!?今日じゃなかったの!?」


「そうよ?おじいちゃんの家に行くのは明日よ?」


「なにそれー!
大体私が一緒に行かなくてもいいじゃん?
荷物置き行くだけでしょ?」


「おじいちゃんとおばあちゃんが
彩に会いたがってるんだからしょうがないでしょ?
たった一人の孫娘なんだから」


「もー・・・!
まぁ、お小遣い貰えるからいいだけどさぁ・・・」


だったら梨恵と一緒に帰ればよかった・・・


私はため息を漏らし、
自分の部屋に入ると同時にスマホの着信が鳴った。