「じゃあさ、俺の彼女になってくれない?」


「え!?」


「俺と付き合ってよ!」


「えええ!?そ、そんな急に・・・!」


なんで!?出会ったばかりで・・・!


いったい何を考えてるの!?


「ね?いいでしょ?」


そういいながらレオンさんは
ずんずんと私に歩み寄って来た。


私はゆっくり後ずさると
いつの間にか住宅の外壁に阻まれてしまった。


「あ、あの・・・」


レオンさんは一瞬ニコッと笑うと
その顔をゆっくり近づけてきた。


「おい!」


突然声が聞こえてレオンさんは顔を離すと
声のした方を向いた。


「澪!」